真面目な記事。
なんの因果か、4月からwebストアの担当者になりました。
ちょっとブログをやっているので、「検索流入を増やしたいですね~」とか言って、いい気になっていたら、たったの1週間でプロとの差を思い知らされた。
気持ちが新鮮なうちに、駆け出しな自分との差や考えたこと記録しておこうと思う。
徹底度が違う
企業のwebサイトなんて、手が回ってないところだらけだろ?と甘く見ていると、全くそんなことはない。
開発を外注しているだけあって、古いCMSだけれど最近のSEO事情にも耐えうるようなコードを吐いている。でも、外注会社が自主的にメンテをするということは考えにくいので、最新事情に追いつきながら、手を加えていったんだと思う。ビンテージ臭がただよう、”貴重”なCMSだった。
あと驚かされたことは、命名規則。「どうせ揃えたところで、どこかで崩れるから意味ない。少しくらい名前や表記は間違えていてもいいだろう。」という気持ちは少なからずあった。だけれど、例えばGoogle Analyticsで特定のテーマの記事を抜き出そうとしたとき、フィルターにタイトル名を入れるだけでしっかり関連記事がバサッと出てくる。命名規則が徹底されていないと、グループ化という一手間かかることをやらなければいけない。あまりに表記がゆれていると、過去の記事を全て読み返して振り分けたり、タグを打ち込んだりする、一手間どころではない作業が発生する。これが、タイトル名のフィルターだけで、漏れなくグルーピングできる。すごい。
ここまで考えると、Googleが必死で「ルールを押し付けてくる」理由がよくわかってくる。結局、Googleは検索が命なのだから、様々な言葉が決まった規則で並べられていた方が、検索効率がいいし、「ユーザーの体験」としても、最高の結果を返せる。
webにおいて、ルールを無視して目立とうなんていうことは、検索が主流である限りは、きっと難しいだろうと思った。
その意味では、動画界隈が自由奔放なのは、ポルノはだめ、著作権侵害はだめ程度の規則からしかないからなんだろうと思った。(あくまで素人の意見で、プロにとっては既に制限だらけかもしれないけれど
やりきる。守りあう。
どう考えても、その期日中は無理でしょ・・・というタスクでも、やりきる。期日は重要度の低い案件はオーバーすることがある。だけれど、完遂はする。タスクの放置はしない。お互いが、膨大なタスクを忘れないようにリマインドしあっている。初めは、リマインドが「こいつの確認がおそいから困る」という雰囲気の中での行為だと思ったら、違う。相手を守り、自分を守るための、相互防衛のためのリマインド。まるで相互リンクのように、どちらかが死ねば一方にも甚大な被害がでる。そんな関係性がチームに、おそらく無意識的に醸成されている。「支えあうのがweb」と、たまに耳にすることがあるけれど、本当にそうかもしれないと思った。
保守。堅実。
そして、過度な向上心がない。「やりたがり」ということがなく、むしろそれを避ける傾向にある。この理由はひどく単純で、日々の業務がただでさえ多いのに、定常的に更新が発生するような仕組みはもう増やしたくないのである。「そんな怠惰な」と思うのは間違いで、既に眠れないくらい、やるべきことがある。そして、もしかすると、提案したいと思ったその企画は、表に出てこないだけで、もう既に考えられていて、キューされているかもしれないのだ。そう思わせるくらい、細かいところにはこだわっているし、タスクもあふれている。
とはいえ。
上記のような姿勢はとても尊敬するものだけど、一方で近視眼的思考だというのは、否定できない。むしろ、間違いなく近視眼的なのである。直近の施策にベストを尽くす思いが強いからこそ、ギリギリまで細かいところに目が良き、処置をする。そして、期日になり公開した時には、次の案件がギリギリになっている。
次の次、いや、次の次の次。これくらいのスパンを持って、運営を考えられるようにしたい。むしろ、1年の計画を立ててあげたい。もうすでに軽い1年の計画はもちろんあるけれど、その計画が未達になる可能性が高い。だから、穴埋めにいろいろ詰め込み、ギリギリになる。ならば、目標設定がおかしい。
相手はwebのプロだから、口出しできるところはほぼない。ならば、こちらはこれまで培ってきたスキルで、その徹底した熱意に応えてあげたい。
そうすれば、その卓越した徹底力を、より効率よく健康的に発揮して、自分なんかには到底考え付かない素晴らしいアイデアを実現し、世の中をびっくりさせてくれると思う。
というわけで、検索流入を全く気にしない、つたないライフログでした。